1L当たり169円台の高値が続く中、山梨県笛吹市内に給油する人が絶えないスタンドがあります。
理由は、電子決済サービスのPayPayのポイントが貯まるキャンペーンです。

笛吹市石和町のガソリンスタンド「JAふえふき富士見セルフSS」です。

笛吹市は6月から、電子決済サービスのPayPayで支払うと、最大30%のポイントが還元されるキャンペーンを行なっています。


例えば5000円給油すると1500円のポイントが得られるサービスで、スタンドには平日の7日、笛吹市以外の人も訪れ、給油待ちの車が車道近くまで列を作っていました。



訪れた人は:
「きょうは山梨市から。ガソリンを入れるためだけに来た」
「甲府から。30%還元と聞いたので、さっそく入れに来た」
「ガソリンが高騰している中、助かる」

このキャンペーンが始まってから、こちらのスタンドの1日の売上は5月の2倍近くに伸びているということです。

県内のレギュラーガソリンの価格は去年の9月以降、1L当たり168円台から169円台の高値で推移し、7日に発表された価格は169.4円で先週と同じでした。

政府は6月からガソリンの補助金を段階的に削減していく方針で、本格的な夏に向けガソリン価格は値上がりに転じる可能性があります。

PayPayで最大30%が還元される笛吹市のキャンペーンは7月末までで、ガソリンスタンドは市内14か所が対象です。
高値が続く中、こうしたお得なサービスの恩恵を受けようという人はさらに増えそうです。