このところの暑さで注意しなくてはいけない熱中症。実は熱中症の4割が「家の中」で発生しています。

エアコンや扇風機などをうまく活用しながら対策をしたいのですが、注意点もあります。

エアコンの内部洗浄をするため、洗浄液を使って汚れを落とします。

その後、エアコンのスイッチを入れると・・・。

「NITE製品評価技術基盤機構」による実験では、黒煙があがり、火災が発生しました。洗浄液を吹きかけた時に、部品にかかった液が残っていたことが原因です。

こちらは、ほこりがたまった扇風機。

そのまま動かすと・・・。

寝る時につけた扇風機から黒煙と火が上がり、その後そばにあった布団に燃え移ってしまいました。

エアコンの洗浄作業や工事などは、専門の知識を持つ業者に依頼する必要があります。

このような事故は2018年からの5年間で409件確認されていて、およそ半数が6月から8月にかけて発生しています。さらにその事故のほとんどが火災事故です。

このような事故を引き起こさないために、まずは試運転する前、電源プラグや室内機のフィルターにほこりがたまっていないか、室外機の上や前に物がないか、汚れがないかを確認してください。

今年の夏も暑くなりそうですので、早めの試運転と確認が必要かもしれません。