物事の核心に迫る「大石が聞く」。今回は酪農・畜産業界がいま大変なことになっているという現状です。
スーパーに並ぶお肉、あなたの食卓に関わる問題です。
愛知県豊橋市にある、あいち家畜市場。
ここでは週に1度、生後2か月の子牛が競りにかけられます。


(大石アンカーマン)
「まだまだ小さい子牛さんがスタッフに引かれていきました」
「入場番号・品種・性別・個体識別番号をここで確認する」

この日集まった子牛は190頭あまり。肉牛を育てる畜産農家にとって最も大事な仕入れの場です。
競りが始まる1時間前。
真剣な表情で子牛を見ているのは、田原市でブランド牛「あつみ牛」を育てる中村嘉孝さん36歳。
(大石アンカーマン)
「いまはどんなチェックを?」
(畜産農家 中村嘉孝さん)
「この牛が買いたいという牛にチェックを付けている」

(大石アンカーマン)
「僕から見ると全部一緒に見えるんですが…」
(畜産農家 中村嘉孝さん)
「毛の質とか骨の太さとか顔つきを見ています」

肉付きがよくなる子牛を見定めるポイントは、主に毛並みの良さと、脚の骨の太さ。

中村さんの予算は一頭28万円までで総額200万円。
これで目星を付けた17頭の仕入れが目標です。
