危険物取り扱いの安全意識を高めるため、大分市消防局による石油化学コンビナートなどの特別査察が始まりました。
この特別査察は危険物安全週間にあわせて、施設内での安全意識を高めようと大分市消防局が石油コンビナートなど市内12か所の施設で実施しました。このうちENEOS大分製油所の査察には12人の局員が参加し、原油のパイプに漏えいがないかなどを点検しました。また、原油タンクの火災を想定した所内の消防車による訓練も行われ、タンクからの放水設備が稼働するかを確認しました。
(大分市消防局予防課危険物担当班・中村兵介さん)「施設であれば色々腐食などが出てくるので事業所の危険物施設を確認することによって未然に事故防止に備えていただきたい」
大分市消防局によりますと、市内の石油コンビナートなどでは今年、出火や危険物の漏えいが3件発生しているということです。