自衛隊関係者
「大きさやスクリューの形から見て、長魚雷、またはそれに模した標的の可能性が考えられます。また、現在海上自衛隊が保持している魚雷で、類似しているものは無いと思われます。
サビも多くついていることから、年代が相当古いものなのではないかと思います。しかし、爆発の危険性がゼロではありませんので警戒が必要です」

また、別の軍事評論家は、海外製の魚雷の可能性も考えられると話します。

軍事評論家
「画像を見ると、魚雷の先端が平らなことが分かります。ロシア製の長魚雷の可能性が高いです。日本海で長魚雷を演習で使うのは、ロシアと中国だけです。両国演習で使ったものの可能性も考えられます」

形から見て、ロシア製の魚雷の可能性が高いとした上で、スクリューが突然高速回転すると手や腕をもぎ取られるほどの威力があるため、決して見かけても触らないように注意が必要だということです。

隠岐海上保安署と隠岐の島町は、漁業者や住民に対し、周辺に近づかないよう防災無線なども使って注意喚起しています。

撤去作業には期間を要すると考えられ、海上保安署によりますと、週内にも、海上自衛隊が現場で爆発物かどうかの調査を行うということです。