大分県宇佐市の平和資料館の開館10周年を記念して、当時の宇佐海軍航空隊や空襲の様子など戦争の歴史を伝える企画展が開かれています。
宇佐海軍航空隊は太平洋戦争末期に空襲の標的とされ、多くの人が犠牲になりました。
戦争の歴史を伝えるため、2013年に開設された宇佐市平和資料館の開館10周年を記念して、市民図書館では企画展が開催されています。会場では掩体壕や落下傘整備所など宇佐航空隊にまつわる戦争遺構およそ60点を写真やパネルで紹介しています。
このうち、爆弾池の発掘調査で出土した排水管や爆弾の破片と考えられる金属片など7点は初公開の資料で、当時の空襲の様子を今に伝えています。
宇佐市では戦争遺構を通じて平和について考えてもらいたいとしています。企画展は7月9日まで開催されています。