もう着なくなった服を「捨てる」のではなく、誰かと「交換して」ごみを減らす…そんなサステナブルなイベントが名古屋の百貨店で行われています。

ずらりと並べられた洋服は…すべて「0円」。名古屋市中村区のタカシマヤ ゲートタワーモール7階で開催されているのは、その名も「服の交換会」です。いったいどんなシステムなのかというと?

(ワンピース 石田晴也取締役)
「お持ち込みいただくと、まずご自身で洋服をハンガーに掛けていただく」
すべてがセルフサービスの“物々交換”なんです。
持ち込めるのは洗濯済みの洋服、そして帽子や靴などのファッション雑貨です。子ども服やメンズもOKですが、なるべくオンシーズンのもの。水着や下着などは受け付けていません。

「持ち込みのみ」、「持ち帰りのみ」の参加も可能で、これまで東京や大阪で、延べ3万人が利用。東海地方では今回初めての開催で、多くの人が訪れています。
(利用者)
「長年愛用した物を捨てるのは抵抗があるので、使っていただける方がいたらうれしい」
中には何袋分も持ち込む人も。
(利用者)
「楽しくなってきちゃって、ショップ店員になったみたいで」

環境省によると、国内で廃棄される服の量は、1年間でおよそ48万トンにも上るとのことです。
(ワンピース 石田晴也取締役)
「作りすぎから起こる環境汚染が叫ばれているので、それを少しでも軽減できる取り組みだと感じている」


着なくなった服を“捨てる”のではなく、次に“つなげていく”このサステナブルな取り組み。
「服の交換会」はタカシマヤ ゲートタワーモール7階で、6月13日(火) まで開かれています。