大分県高校総体ラグビーの決勝は、大分東明と大分舞鶴のライバル対決です。

5日午後行われたラグビーの決勝は、1月の新人戦を制した大分東明と巻き返しを目指す大分舞鶴が対戦。前半2分、東明がいきなり敵陣内に攻め込み、最後はプロップ・平山が押し込んで先制します。さらに16分にもテンポよくパスをつないで平山がトライ。東明は30分にもフィジー人留学生のシミオネが飛び込み、19―0とリードして前半を折り返します。

反撃したい舞鶴は後半15分。相手のキックをキャッチしたフルバックの安藤がカウンター、最後はスタンドオフの岡本が決め1トライを返します。しかし反撃もここまで。大分東明が個の強さを見せて6つのトライをあげ、40―5で勝利しました。

【大分東明・フッカー・小柳海斗選手インタビュー】

―決勝はどんな意気込みで入った?

「大分東明の今回のテーマは“粉砕”なので、フィジカルで圧倒して舞鶴に勝ってやろうという意気込みでやってきました。まだまだひとりひとりの力が出し切れていない部分があったので、次の九州大会では、自分たちの持ち味であるハイスピードな展開ラグビーをやって、100パーセントを出せるように頑張りたいです」

―この試合での収穫、課題を花園にどうつなげる?

「今回はラインアウトの成功率やテンポが上がっていました。ただ、ディフェンスの寄りの甘さ、アタックはセットスピードが悪かった。花園を見据えてそこを修正して、ベスト8を達成できるように頑張り続けます」