食を通して素敵な人と出会う「ライフ 愛情ごはん」のコーナーです。今回は昭和から続く喫茶店を守りたい娘の思いです。
JR金谷駅から車で3分の場所にある40年続く「喫茶カンサー」。木のぬくもりと昭和の雰囲気漂う、ゆったりとした空間の店内。窓からは島田市の美しい景色が一望できます。店の一押しは創業当時から続く味「カンサースパゲティ」。ウインナーや玉ねぎピーマンを絡めたナポリタンの上には、ふわっと仕上げたスクランブルエッグがのっています。
<常連客>「たまごが乗って本当に昔のナポリタン。おいしいナポリタン。また食べたくなる」
<初めて来た客>「噂通りすごく美味しくて、昔ながらの喫茶店の懐かしさとたまごのふわふわ感がマッチしていてとてもおいしかった」
店主の渡邊秀夫さんとまさ子さん、そして娘の理絵さんです。10年程前、秀夫さんが体調を崩したこともあり、理絵さんが本格的に店を手伝うようになりました。
<太田理絵さん>「私にとって思い出の味なので、父が作ってくれたものなので、それを私が次に残していけたら父も喜ぶし、私の中でも財産になると。これから教わりたいと思います」
理絵さんにとって、この店には特別な思いがあります。
<太田理絵さん>「物心ついたころからあったので、保育園から帰ってきたら、カウンターで常連のお客さんたちに紛れて遊んでいました。50年60年と継いでいけたらいいなと思います」
店を継ぐことを決めた理絵さんは、お父さんの味を引き継ぎ始めています。キャラメルソースからすべて手作り、創業当初から続く味「プリン」。昭和の懐かしさを感じさせてくれる一品です。
<太田理絵さん>「お父さんが作ってくれたプリンだったので、どうしても父のこだわりがあったので、そこを受け入れながら作りました」
<父の秀夫さん>「食べて滑らかに感じて、これなら大丈夫だなと。私より上手、もうね」
理絵さんは新しい味にもチャレンジしています。富士山フルーツクレープ。アイスと生クリームが入ったクレープにメロンやバナナなど7種類ものフルーツをのせ、ブルーベリーソースで仕上げました。富士山をイメージして作ったという富士山パンケーキも理絵さんのアイデア。若い世代のお客さんに好評です。理絵さんが店を手伝うことをお母さんはどう感じているんでしょう。
<母のまさ子さん>「以前より学生とか若い方が多くなった。富士山パンケーキとか富士山クレープとか、メニューも増えて変わりました。感謝しています。一言で感謝です」
また、若いお客さんが昔からあるメニューをインスタやSNSに上げてくれることで、お客さんが増えているそうです。
<父の秀夫さん>「アレンジしていろいろとやってくれている。パンケーキにしてもクレープにしても。いいんじゃないですか。お客さんに嫌われなければ」
<太田理絵さん>「父と母が作ってくれた味をこのまま残しつつも、自分で作ったものを新しく取り入れていけたらいいと思う」
店は現在休業中で、5月31日火曜日から営業を再開します
店情報: 喫茶カンサー/島田市金谷富士見町1681の76
カンサースパゲティ 900円、ホットウインナーコーヒー 530円、富士山パンケーキ 900円、富士山フルーツクレープ 1200円、プリン 480円
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