単位制の高校で生徒が気軽に交流してもらおうと「居場所カフェ」が再開しました。生徒が抱える身近な悩みを早い段階で聞き出し、安心感につなげる狙いがあります。
笑顔を見せながらゲームを楽しむ生徒たち。単位制の県立静岡中央高校で5月中旬から始まったのは「居場所カフェ」です。新型コロナの影響で中止していて2年ぶりの再開、人とのつながりを大切にしてほしいという思いが込められています。この日はおよそ100人の生徒が運営スタッフや大学生とテーブルごとに分かれ、ゲームや趣味の話などをして思い思いの時間を過ごしていました。
<会話の様子>「ジェネレーションズってグループご存じですか?」「LDHね」「すごい好きで」
運営する大学生と好きなアーティストの話題で盛り上がる高校2年生。楽しそうに話すこの生徒ですが、普段の生活ではコミュニケーションに悩みを抱えているといいます。
<カフェに来た2年生>「人と話すのは苦手だけど、ちょっと話してみたいなと思って、あんまり話せる機会ってないから」
悩みを少しでも解決できたらと、この日、初めてカフェを利用しました。
<カフェに来た2年生>「一番の悩みは学校に来られないこと。でも、学校の授業に出られなくても、居場所カフェがあるんだったら、これだけでも行ってみようかなって気持ちになるかもって思いました。またカフェに来たい」
<静岡大学3年 中垣乃彩さん>「私も今、大学生ですが、やっぱり歳が近くて、先生とは違い、同級生でもないし、先生でもない斜めの関係の人がかかるというのは話しやすいし、話題も共通していてしゃべれるので、大きな意義になっているのかなと思います」
学校側も「居場所カフェ」の存在によって、安心して生活を送れるようになるのでは期待しています。
<静岡中央高校 定時制 柿沼いずみ教頭>「学校も授業やゼミというクラスの場所はあるんですけど、そことは少し違った一つの居場所ということで、生徒にとっては居場所の選択肢が広がる」
新型コロナの影響で2年あまり運営できていなかった居場所カフェ。長引くコロナ禍で人と接する機会が減り、自分の悩みや進路の相談をしづらくなったといいます。今回の年齢の近い大学生に自分の思いを無条件に受け入れてもらえる居場所カフェが帰ってきたことで生徒たちに笑顔が増えたといいます。
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