今月1日、上越市で会社役員の男性が殺害された事件で、犯人が凶器を持って逃げている可能性があることから、事件現場付近の小学校では5日朝、学校職員や地域の人が児童の登校を見守りました。

5日午前7時半頃、事件があった現場近くの上越市立高田西小学校では、児童が保護者に付き添われながら登校する姿が見られました。また、通学路には地域の人の他に学校職員も加わり、児童たちの見守りを強化していました。

【保護者】
「子ども1人っていうのは怖いのかなと思うので、(犯人が)見つかるまではパトロールさんに渡すまでは見ていたい」

この事件は今月1日の夜、上越市大貫の民家の駐車場で、この家に住む会社役員の中村礼治さんが頭や顔を鈍器で複数回殴られて殺害されたものです。現場では中肉中背で、黒っぽい服を着た性別不明の人物が逃げる姿が目撃されていますが、いまだ犯人逮捕には至っていません。

上越市では先週金曜日、現場周辺の小・中学校を臨時休校としましたが、5日は登下校時の見守りを強化したうえで通常通り授業を行っています。高田西小学校では不安がある児童の相談の時間を設けるほか、アンケートも実施する予定です。