災害発生時に人工透析が必要な患者の受け入れを円滑に進めようと、医療機関による訓練が、4日、宮崎県宮崎市で行われました。

慢性腎不全の患者は、生命維持のため週に3回の人工透析が必要となっていますが、災害が発生した場合、通常とは異なる医療機関で透析を受ける可能性があります。

4日の訓練には、県内で人工透析を行う55の施設から医師や看護師、それに臨床工学技士 約110人が参加。

台風による停電で一部の施設で人工透析が出来なくなったとの想定で、透析患者を支援先の施設へ振り分ける手順などを確認しました。

(県透析医会災害対策担当・福留慶一さん)「身近な透析施設同士が顔の見える関係になって患者さんをお願いしやすい形を作ってお互い協力できる形にしていければと思っている」

県透析医会では、今後、地震など大規模災害に備えた訓練も実施していきたいとしています。