愛知県瀬戸市にある焼肉店「金泉」。こちらは藤井聡太七冠(20)が、子どもの頃から家族で通っていたという焼肉店。


(CBCテレビ 永岡歩アナウンサー)
「藤井聡太さんは、来店したとき、どこにすわっていた?」

(金泉 林美由紀店主)「ここここ!」


(永岡アナウンサー)
「この席?七冠席ですか?」

よく注文していたのが、1人前4500円(2人から)の焼き肉コース。お気に入りの一つが「チヂミ」だったとのこと。


(金泉 林美由紀店主)「チヂミは好きでしたよ。テイクアウトもしていた」

店主の林さんに当時の印象を聞くと…。

Q実際見た藤井さんはどうでした?
(金泉 林美由紀店主)
「藤井君はやっぱり、オーラが違う。(七冠は)すごい!瀬戸のスター!スター!本当にこんな近所で、こんなスターが出るとはゆめゆめ思いませんでしたよ」

偉業達成に喜びが爆発。

(金泉 林美由紀店主)
「藤井くん、好きなものを何でも注文してください、全部サービスさせていただきます!ハハハ」


七冠を決めた1日、瀬戸市内には懸垂幕が。そして、2日も市内あちこちで偉業達成に沸きました。

(瀬戸市民)
「街全体ですごく応援しているので、これからも頑張っていただきたい」


市内のパルティせとでは、第81期名人戦ということで、紅白大福81個が市民らに配られました。

(訪れた人)
「20歳ですごい」「瀬戸市の宝」


藤井七冠の応援メニューで知られる、地元の喫茶店スマイルでは、2日から期間限定で食べられる、七冠にちなんだ新メニューが。その名も「スマイルラッキー7号(セブンごう)」。2525円です。


グラタン、しょうが焼き、瀬戸焼きそばなど6種類に、藤井七冠のイラストをめくるとサービス券が。大当たりとなると、この新メニューの無料券がもらえます。


(喫茶スマイル 鈴木松子店長)
「聡太君が、名人で止まることなく、ずっと走り続けてほしいという思いで、車のデザインを使いました」


2016年。史上最年少の14歳2か月でプロ棋士になることが決まった直後に、藤井七冠はこう話していました…

(藤井聡太 当時三段)
「確か羽生先生が七冠をとられたのが、25歳の時だったと思うんですけど、僕もそうなりたい。少なくとも今の自分に、100パーセント勝つくらいは強くなっていたい」


10年後になりたい姿を聞かれ話したものですが、このインタビューから7年弱で、その夢は実現。さらに、このとき師匠の杉本昌隆八段(当時七段)は。


(杉本昌隆八段)
「ゆくゆくは名人の記録も塗り替えてほしいと思っています。その実力は十分くらいあります。あとは本人次第」

師匠の言葉通り、最年少名人への道を駆け抜けた藤井七冠でした。