20年ぶりに新しいリーダーを決める青森県知事選挙。立候補しているのは届け出順に、前のむつ市長・宮下宗一郎候補44歳、元むつ市議会議員の横垣成年候補63歳、前の青森市長・小野寺晃彦候補47歳、仙台市の元会社員・楠田謙信候補66歳の4人です。

66歳で人生初の選挙戦に臨んでいる楠田謙信候補。知名度の向上へ沿道で「くすだ」と書いたお手製のボードを掲げます。



※楠田謙信候補
「しょっちゅうくじけてるよ。だけど営業の時に比べれば何でもないかな。ちょっと1杯ジュース飲んで「よしがんばろう」とまたやりだしますよ」

もう一つ自ら掲示板にポスターを貼ることに注力しています。ただ、慣れない作業のため。ときには、こんな経験も。


応援弁士もいない選挙戦。神奈川県出身の楠田候補は妻の実家がある青森市浪岡を拠点に津軽地方で活動していて、これまでに青森市や黒石市など10市町村を巡りました。その原動力となっているのは、青森県政発展への強い思いでした。


※楠田謙信候補
「青森の外から見ないと青森のことはわからない。農業ができる水産業ができる林業ができる。これは青森の財産。財産がいかされていない。いかす政治家も現れていない。66歳の私にとって5・600万円を捨ててでも人生の中で1度くらい社会のため、国のために尽くしたい気持ちがあった」


選挙戦終盤、楠田候補の胸に宿るのは青森に新たな風を吹かせるという覚悟です。

