本州付近に停滞する梅雨前線に向かって、台風からの湿った空気が流れ込むため前線の活動が活発となる見込みで、3日までの雨・風の予想画像を見てみても分かるように、局地的な強い雨に警戒が必要です。
国土交通省気象防災アドバイザー 近藤豊さん
「山陰地方で特に気を付けるのは今夜遅くから明日前半とみていただいてよろしいかと思います。先般梅雨入りしました。まだ完全に地中の水分が抜けた状態ではありません。そこに今回も前回の雨と同様な120ミリ前後の大雨が予想されています。土砂災害の危険もあります」
では、いつどこで、何に警戒が必要なのでしょうか。
国土交通省気象防災アドバイザー 近藤豊さん
「ちょうど広島県と島根県の県境付近で豊後水道から入ってきた南風によって、雨雲がまとまるだろうと。時間雨量30ミリ~40ミリの雨が降るのではないかとみています。同じようなことが、紀淡海峡、要するに紀伊水道から入った暖かい空気によって、鳥取県東部あたりで雨雲がまとまる予想もあります」
土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分に注意が必要です。