クマの目撃や痕跡が確認されたことを受けて約2週間臨時休園していた山口県周南市の公園が、1日から再開しました。

周南市のTOSOHPARK永源山では朝、職員が公園への進入禁止を知らせる看板などを取り外していました。この公園では5月13日にクマの目撃があり、その2日後にクマのフンが見つかっため、臨時休園していました。その後、新たな目撃や痕跡はなかったため、約2週間ぶりに開園しました。

訪れた市民
「うれしいです、もうそれは。外は曇り空やけど、心は晴れてる」

TOSOHPARK永源山 山本恵美子さん
「業務しててもドキドキしてて、木陰とかがすごい気になって見てまわってました。これからもすぐに発見して、すぐに通報ができるようにしっかり園の中をまわっていきたいと思います」

山口県によりますと、県内では5月に53件のクマの目撃情報が寄せられていて、そのうち13件が周南市でした。県全体での目撃情報は去年(2022年)の同じ時期に比べて1.5倍ほどとなっています。再開されたといえども警戒は必要で、県や警察では引き続き「クマを見つけ時は近づかずに通報してほしい」と呼びかけています。