29日午前、訓練飛行中の小型機のエンジンから黒煙があがりました。パイロットは、エンジン1つを停止させ、空港に着陸。国の運輸安全委員会が「重大インシデントにあたる」として事故調査官を派遣し、詳しい原因を調べています。
エンジントラブルがあったのは、埼玉県に本社を置く本田航空の小型機です。国の運輸安全委員会によりますと、この小型機は29日午前8時40分ごろ大分空港を離陸し、高知空港に向けて飛行していたところ、1時間あまり経過した午前9時50分ごろ、エンジンに異常があったということです。
本田航空によりますと、小型機は訓練で飛行中に、振動を認知。2つあるエンジンのうちの1つから“黒煙”があがり、オイルが吹き出したため、そのエンジンを停止させたということです。着陸時は、1つのエンジンだけが稼働していました。
小型機には、パイロットと訓練生2人の、合わせて3人が乗っていて、3人ともけがはありません。機体は飛行前の点検では、異常は見られなかったということです。
運輸安全委員会は「重大インシデントにあたる」として、31日、高知に事故調査官を派遣。機体の調査を行い、詳しい原因を調べています。















