中国国防省は李尚福国防相とアメリカのオースティン国防長官の会談を拒否したことについて、「すべての責任はアメリカにある」と主張しました。

アメリカ国防総省は、6月2日からシンガポールで開かれるアジア安全保障会議に合わせて、オースティン国防長官と中国の李尚福国防相の会談を要請したところ、中国側が拒否したと発表しました。

これについて、中国国防省の譚克非報道官は「すべての責任はアメリカにある」とする談話を発表。「対話を強化すると言いながら、一方で障害を作り出している」と、李国防相を制裁対象としているアメリカを非難したうえで、「アメリカは誠意を示し、誤りを正す行動をとり、交流に必要な条件と雰囲気を作り出すべきだ」と主張しました。

一方で、「中国はアメリカとの対話の発展を重視している」ともしています。