JR長崎駅前の高架広場が、駅周辺の再整備のため撤去工事に入ることになり、6月1日から通行できなくなります。

JR長崎駅の東側に広がる、およそ1,600平方メートルの高架広場です。
31日いっぱいで閉鎖され通行できなくなり、6月1日から撤去工事に入ります。

高架広場は1969年、国民体育大会をきっかけに交通渋滞緩和などのため、県が3億4,000万円をかけて完成させました。

待ち合わせ場所や市民の憩いのスペースとして親しまれてきました。

高架広場を動画におさめていた40代の女性は「東京に行った子どもと、ここで色々なことをしたことが懐かしいなと思い、最後だよというのを見せたくて撮影に来た。なくなるのはさみしい」と話していました。

長崎市まちづくり部長崎駅周辺整備室の松尾英幸室長は「愛着を持たれている方もいると思うが、新しく作り変えることで楽しんでもらえる場所にしたいと思っている。理解いただければ」と話していました。

高架広場の撤去作業は、2024年夏頃まで続き、新たな歩道橋は、2025年度に完成予定です。