新潟県や観光事業者らが、県内の自然や文化を体験できる新たな旅行形態について学びました。外国人旅行者を誘客するのが狙いです。
新潟市中央区で、自治体や観光・宿泊業者らを対象として5月30日に開かれたセミナーのテーマは『アドベンチャーツーリズム』です。『アドベンチャーツーリズム』は、アクティビティや自然・文化などの体験型ツアーで、欧米を中心に世界で注目されています。

講演した『日本アドベンチャーツーリズム協議会』の山下真輝理事は、「ご当地の“食事”を文化や芸術としてとらえるガストロノミーやスノーリゾートはまさにアドベンチャーツーリズムのテーマや素材」だとして、新潟の食文化そのものと共に、海外から新潟を訪れる人に対して雪国文化などを語るガイドの育成や、動画やウェブサイトなどの情報発信を充実させることが、県内へのインバウンド促進につながると話しました。
【新潟県国際観光推進課 石井克幸課長】
「新潟県内での旅行にとって自然体験などは極めて親和性が高い事業。今後インバウンドの誘客を図る上でも重要な観光コンテンツになる」

県では今後、体験型コンテンツの充実を図りたいとしています。