中国の王文涛商務相は29日西村経済産業大臣と会談し、日本の先端半導体に関連した輸出規制について強い不満を表明しました。

中国商務省によりますと、王文涛商務相はAPEC=アジア太平洋経済協力会議の貿易相会合に出席するため訪れていたアメリカのデトロイトで、西村経済産業大臣と会談しました。

会談の中で王氏は、日本の先端半導体に関連した輸出規制について「日本側が間違ったやり方を正し、世界の供給網の安定を維持することを強く求める」として強い不満を表明したということです。

また、王氏はG7広島サミットでの声明についても言及、「中国への内政干渉には断固反対で、日本が中国に対する認識を改めることを希望する」と日本側を批判したということです。

一方で、王氏と西村大臣は経済や貿易をめぐって対話や交流をすることについては強化する考えで一致したということです。