新型コロナのモデルナ製ワクチンについて大分県は4月から5月にかけておよそ38000回分が使用期限を迎えたため、廃棄処分したと発表しました。
県によりますと、廃棄処分されたのは、オミクロン株の「BA1」に対応したモデルナ製のワクチンで、4月22日から5月26日までに使用期限を迎えたおよそ3万8000回分です。
「BA1」対応ワクチンは去年9月に国から各市町村に配分されましたが、その1か月後、当時流行していた「BA5」対応のワクチンが配分されたことから需要が減っていました。
県は新たな変異株に備えて「BA1」対応ワクチンを保管していましたが、使用する機会がなく、廃棄を決めたということです。モデルナ製ワクチンをめぐっては、県内で去年5月と10月から11月にかけてもあわせておよそ5万2000回分が廃棄されています。