本日ご紹介するのは、「新しい挑戦」として開業されたお店。店主の想いとともにこだわりのグルメをご紹介します。

食いしん坊商社マンが挑戦した「食への想い」を込めた店

最初にやってきたのは、菊池市木庭(こば)の「ますな屋酒店」。一軒屋を改装して3年前にオープンしました。

驚きなのが、店主の末田さんの前職です。

ますな屋酒店 店主 末田正弘さん「(以前は)海外を飛び回る商社マンでした」

なんと大阪で医薬品を扱う商社マンとして、アメリカやヨーロッパなど世界各国を12年も飛び回っていたという末田さん。

家族と離れ、一人での生活の中で困ったことがありました。

末田さん「やっぱり食べることですね。アメリカなどはハンバーガーやホットドック系が中心で、毎日食べると4日目ぐらいからきつくなってきて。そんなときに出会ったのが発酵食品だったんです」

海外生活でも田舎の人たちが食べるワインやピクルス、サラミなどの発酵食品は、おいしく食べることができたそうです。その魅力にとりつかれ、自然豊かな熊本に家族と移住。そして、世界各地から取り寄せた自然派ワインやこだわりの発酵食品を集めた店を自分で作りました。

常連客「小さい子どもがいるので、食べる物に気を付けているんですけど、末田さんの厳選された食材が揃っているので、安心して買い物ができる場所ですね」

家庭で簡単にできる発酵食品の素も販売していて、それを使った漬け物や調味料などの作り方を教える、料理教室も開いています。

自身が感じた「食べることの大切さ」を子供たちに伝えていきたいと考えているそうです。

末田さん「食いしん坊から始まった『食べ物への思い』が強かったんですけど、楽しみながらやっていきたいと思っています」