中国で初めてとなる国産の中型旅客機「C919」が28日、商業運航を開始しました。

28日午後、上海から北京の空港に到着した中国初の国産中型旅客機「C919」。全長およそ40メートルで、座席数は最大192席。航続距離は最大5555キロで、中国の全土をカバーできます。

C919の乗客
「脚がリラックスできて、全体としてスムーズで、すごく乗り心地が良かった」

C919を見に来た人
「中国には大きな旅客機を作り続けてほしいし、研究開発を続けて欧米諸国との差を縮めてほしい」

C919は年内にさらに4機が航空会社に納品される予定で、国内の主な都市を結ぶ路線に投入される見通しです。

中国は航空機の国産化を目指しているほか、将来的にはC919の生産を拡大し、アメリカのボーイング社とヨーロッパのエアバス社がほぼ独占する航空機市場に参入したい考えです。