地元住民らの激しい反対運動を経て建設された松原・下筌ダムの完成から50年を記念し、日田市で28日感謝の集いが開かれました。
松原・下筌ダムは1953年に発生した大水害がきっかけとなり、筑後川水系の治水や利水を目的に整備されました。
大分と熊本にまたがる2つのダムの建設には蜂の巣城紛争と呼ばれる地元住民らの激しい反対運動があり、その後の公共事業のありかたに大きな影響を与えました。
1973年に完成、管理を開始してから50周年を記念し、日田市中津江村の蜂の巣公園で28日、感謝の集いが開かれました。会場には筑後川水系流域のご当地グルメのブースが並び、熱気球の体験やボートでダムを見学するイベントなどでにぎわいました。