■日本陸上競技選手権大会 1日目(大阪市・ヤンマースタジアム長居)

8月19日に開幕する世界陸上ブダペスト代表選考会を兼ねた第107回日本選手権が開幕。
大会1日目が行われ、女子1500m予選(2組5着+2)では、日本記録保持者の田中希実(23、New Balance)が予選1組に出場し、4分15秒19をマーク。全体トップで2日に行われる決勝に進んだ。

田中はスタートから飛び出し先頭に立つと、800mを2分15秒で通過。2周目からは2位集団との差を大きく広げ、1200mを3分27秒で通過した。最後の直線手前ではうしろを確認し、余力を残しながらも、1度も先頭を譲ることなくフィニッシュした。タイムは4分15秒19だった。

レース直後のインタビューでは「出来るだけ力まないように走ったんですけど。少しラストは力みが出てしまったかなと思うんですけど、明日の決勝には力を残して終わることが出来たと思います」と田中。2日の決勝については「世界に通用する走りを目指したいです」と意気込んだ。

昨年、田中に次ぐ2位だった後藤夢(23、ユニクロ)は予選2組に登場し、4分17秒35で4着。田中とともに決勝進出を決めた。

女子1500mの世界陸上参加標準記録は4分03秒50。参加標準記録を切って3位以内に入れば世界陸上代表に内定する。