アメリカの通商代表部=USTRの代表と中国の商務相が26日、会談しました。米中の経済閣僚による2日続けての会談です。

アメリカ側の発表によりますと、通商代表部=USTRのタイ代表と中国の王文濤商務相は26日、APEC=アジア太平洋経済協力会議の会合にあわせて、デトロイトで会談しました。

会談では、米中が相互に関与し続けることの重要性について話し合った一方、タイ氏は中国が行う国家主導の貿易政策について懸念を表明したということです。

USTR タイ代表
「米中の通商・経済関係は両国にとって非常に重要なものです」

会談後、タイ氏はこのように述べたうえで、対話を続けることが必要だとの認識を示しました。

米中の閣僚による会談は、2月にアメリカ上空で偵察用とされる中国の気球が撃墜されて以来、途絶えていましたが、王商務相は25日にレモンド商務長官とも会談していて、2日連続での米中の経済閣僚による会談となりました。