デサンティス氏はツイッターで出馬表明 そのメリットは

今度はトランプ氏と戦っていくという立ち位置になります。
デサンティス氏は日本時間25日午前、テレビなどではなく、ツイッターを使って出馬表明を行いました。ここも異例と言われています。

これまでは保守系“御用達”と言われていたアメリカメディアのFOXテレビ、既存のメディアを使って自分の政策を訴えるということが多いなか、デサンティス氏はそれをやらなかった。

明海大学の小谷哲男教授によると、「イーロン・マスク氏が買収した『ツイッターの方がメリットがある』と考えたのではないか」ということですが、既成メディアと距離を置くというその手法も、デサンティス氏がトランプ氏と似通っていると感じるところです。

▼小谷教授による、ツイッターで出馬表明をするメリット
●記者に嫌な質問をされずに済む
●イーロン・マスク氏が買収したことで、保守派の利用者がツイッターに増えたと言われているので、自分に近しい人たちに向けて政策を訴えやすい
●マスク氏のフォロワーは1.4億人なので、その訴求力もあるであろう
●マスク氏の支援があればゆくゆくはツイッター上で、例えば「今日のデサンティス氏はこういう行動をしました」と、おすすめ投稿に挙げることもできるのではないか

ツイッターを利用してどんどん政策を浸透させていくという手法があるのではないかということです。

そして、このツイッターを利用してイーロン・マスク氏と対談する形で出馬表明を行いました。ところが約68万人のアクセスが集中してしまい、音声が途切れ、ほぼ聞こえないということになってしまいました。約30分後に再開したものの、これから厳しいであろう選挙戦を物語っている。そんな切り取り方で報道されています。

対峙するトランプ陣営は早速SNSで「見てくれ!大惨事だ。彼の選挙運動は全部失敗するであろう」と伝えています。

一方、民主党のバイデン大統領は「私のページはちゃんと見られる」と、自身の選挙サイトをアピールしていて、既に大統領選挙が始まっているというところがこういったところからも言えそうです。