来年のアメリカ大統領選挙に向けて野党・共和党の有力候補、デサンティス氏が出馬を正式に表明。現時点でトランプ前大統領の最大のライバルになります。
フロリダ州 デサンティス知事
「アメリカを再び偉大な国にするため出馬します」
アメリカ大統領選に名乗りを上げた南部フロリダ州のデサンティス知事。世論調査では、共和党の候補としてトランプ前大統領に次ぐ支持を集めています。
ただ、この出馬表明。起業家のイーロン・マスク氏らと対談する音声を配信する中で行う予定でしたが、技術的なトラブルでおよそ30分間、開始できませんでした。
これを受け、バイデン大統領は自身の大統領選向けのウェブサイトのリンクを投稿し、「このリンクはつながりますよ」と揶揄。一方、デサンティス氏は「多くの人が熱狂してツイッターに集まり、インターネットを壊した」と人気の証だとアピールしました。
「ミニ・トランプ」とも言われ、銃規制の緩和や人工中絶の規制強化など保守的な政策を次々に実施し、支持を広げてきました。中でも、保守性が強く表れているのが教育政策です。
「左翼政治家やメディア、一部の活動家は、学校が親の知らないところで親の同意なしに子どもの「性別」を変えられることを支持しているのです」
去年、地元フロリダ州ではLGBTQなど、性的少数者に関して学校で教えることを規制する法律を成立させました。
さらに、強化したのは教科書検定です。社会科の教科書では、人種差別に抗議する「ブラックライブズマター」運動に触れた記述が「白人の子どもたちが不必要に罪悪感を抱く」という見方があることを理由に削除を求められました。
デサンティス氏
「学校で思想的に偏った教育をするのは許しません」
保守的に変化したフロリダの教育。公立中学校の教員は「恐怖を感じている」と話します。
公立中学校教員 ホルヘー・ボッテロさん
「私を含めて多くの教育関係者が“何を教えるか、どんな教材を使うか、注意しなければいけない”というプレッシャーを感じています。デサンティス氏の政策が恐怖の環境を作り出しているからです」
一方、デサンティス氏を強く支持する人々も。
記者
「フロリダの保守的な市民団体が開いている集会です。こちらには、公立学校の教育に疑問を持つ人たちが集まっています」
集会の参加者は、公立学校ではLGBTQなどについて教え、偏見を植え付けていると訴えます。
講師の教育コンサルタント
「子どもたちのために戦わなければいけません。学校では性的なことを教え込まれたり、洗脳されたりしているのです」
集会参加者
「フロリダ州に住んでいてよかったです。デサンティス知事は親の権利のために戦ってくれています」
「学校で行われてきた洗脳教育は犯罪的なものです。デサンティス知事は偉大なヒーローです」
保守派の強い支持を得て、大統領選の有力候補となったデサンティス氏。今後は、アメリカ全土に保守的な政策を訴えていくことになります。
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