おととし(2021年)4月に行われた岡山県の備前市長選挙について、備前市の吉村武司市長が政治資金規正法などに違反したとして、市内に住む男性が吉村氏を警察に告発しました。

きょう(5月25日)午後、告発人の男性と弁護士らが岡山市北区で会見を開き、備前市の吉村市長を警察に告発したことを報告しました。
告発文によりますと、おととし(2021年)4月に行われた備前市長選挙に関して、吉村氏が2020年8月末までに自身の後援団体を設立したのちに、まだ、団体の届け出をしていないのに政治活動に伴う支出を行ったとして、政治資金規正法に違反したなどと主張しています。

また、当時選挙戦で争った、前の備前市長の田原隆雄氏は、吉村氏が自身の選挙ハガキに虚偽の記載を行ったことにより選挙妨害を受けたとして、警察への告発と合わせて慰謝料など165万円を求めて岡山地裁に提訴したということです。

告発と提訴を受け備前市の吉村市長はRSKの取材に対し、「告発文と訴状を受け取っていないためコメントできない」と話しています。
