仙台市議会の定例会が開会し、食材高騰に対応するため保育所や福祉施設への助成を含む総額23億7000万円余りを増額する補正予算案などが提出されました。

25日開会した仙台市議会の第二回定例会では、およそ23億7100万円の一般会計補正予算案や条例改正案などが提出されました。補正予算案では、物価高騰対策に重点が置かれ、高齢者施設や保育所など市内2200か所以上を対象に食材費の助成としておよそ11億5800万円を計上しています。給食センターや各学校で単独調理を行なう仙台市立の小中学校には4億1800万円余りを配分します。仙台市は「利用者の負担を増やさずに学校や福祉施設などで栄養バランスや量を保った食事を提供するため」としています。このほか医療機関や畜産農家への支援金なども計上されました。