トラブルが相次いでいる証明書のコンビニ交付システムについて、上越市は、総務省やデジタル庁からの強い指導を踏まえ、5月29日から31日までサービスを停止し、システムの総点検を行うと発表しました。
証明書のコンビニ交付システムを巡っては今年3月以降、トラブルが相次いでいて、新潟市では5月12日、廃印処理済みの証明書が誤って交付されたと市民からの申し出を受けて、住民票の写しなどコンビニ交付サービス全体を一時停止。夜になって印鑑登録証明書の交付のシステム連携の不具合が判明していました。
上越市では、新潟市と同じ会社のシステムを利用していますが、トラブルの原因となったシステム環境とは異なること、また、上越市と同じシステム環境の他市でテストした結果、障害が発生しなかった旨の報告を受けたことから、システムの運用を続けてきたということです。また上越市ではこれまでに誤って交付されるなどのトラブルはありません。
上越市によりますと、総務省やデジタル庁の強い指導を受けたシステム開発会社側からの要請で、システムを利用しているすべての自治体に対して運用を一時停止して、実際の環境で一斉点検を行う旨の連絡があったということです。
証明書のコンビニ交付サービスの運用に万全を期すため、上越市ではシステムを停止したうえで総点検を行うとしています。上越市では、停止期間中は市役所の窓口などで交付を受けるよう呼び掛けています。
・上越市がコンビニ交付で提供している証明書
住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍謄抄本、所得・課税証明書
・サービスを停止する期間
5月29日(月)~31日(水) ※予定














