全国的に相次ぐマイナンバーカードをめぐるトラブル。大分市は24日、公金受取口座に誤登録されたケースが2件あったことを公表しました。
大分市によりますと去年11月、市が開設するマイナポイントの申し込み支援窓口で来庁した市民が専用サイトから公金受取口座を登録しようとした際、すでに他人の口座が登録されていることに気付きました。誤登録はこのほかにも同じ月に1件あり、市はいずれもその場で正しい口座情報に修正し当事者に謝罪したということです。これまでに誤った公金受取口座への振り込みは確認されていません。
いずれも前に登録した人がサイトからログアウトしないまま次の人が登録作業を進めたのが原因で、市は手続き終了後にログアウトしているか必ず確認したうえで次の利用者を案内するなどして再発防止に努めるとしています。
また、去年11月に発覚したミスを24日になって公表したことについて市の担当者は「当時は公表基準になかったが、きのうの河野太郎デジタル大臣の会見を受けて公表を決めた」と話しています。
大分県内でマイナカードをめぐる誤登録が発覚したのは初めてです。