◆シロアリ被害が発覚

生まれ変わろうとしている市民の憩いの場、その公園の山頂付近にあるのが光雲神社です。

この神社には福岡の礎を築いた軍師・黒田官兵衛と福岡藩の初代藩主黒田長政がまつられています。社殿は福岡大空襲で焼失しましたが、財界や市民の寄付で1966年に再建されました。今年は黒田長政の没後400年にあたることから銅板屋根のふき替え工事を実施することになりました。

ところがシロアリ被害が発覚。社殿の棟木や棟桁などが侵食されていて、放置すれば倒壊のおそれもあったそうです。

◆追加の修繕費用は数百万円

黒田長政の命日である8月4日には慰霊祭、そして10月には没後400年祭が開催される予定で、何とかそれまでに工事を間に合わせたい考えです。追加の修繕費用は数百万円にのぼる見込みで、光雲神社は「屋根の銅板に願い事を書いて奉納する形で寄付を募りたい」と話しています。