「サラ玉」で商売を学ぶ子どもたち

それからおよそ2週間、子どもたちはサラ玉の魅力を考え続け、ウェブ販売のホームページを立ち上げました。
タイトルは「津奈木小のとろ~りサラ玉」
方言も盛り込みいざ、予約販売開始です。

迎えた収穫の日。半年前に植え付けたサラ玉が立派に育っていました。
「よいしょ!でっかいやつ見つけた!」
「でか!めっちゃでかいのとれた!」
この日までに全国から約280箱(一箱5キロ)の注文が入りました。
佐々木岳琉くん「頑張ってできたサラ玉をみんなに食べてもらえるのが嬉しい」

そして、いよいよ出荷です。
「オッケーオッケーこのくらい」
「いやもうちょっと」
段ボールを運ぶ係は大忙し。サラ玉が入った段ボール箱を積み上げていきました。

箱の中には子どもたちが書いた手紙や活動記録も添えました。
「自分たちが育てたサラダ玉ねぎが他の地域に広まっていくというのが嬉しい」
「最初から全部するのが難しかった。楽しく嬉しく味わってほしい」

そして…
「行ってらっしゃ~い」
津奈木小のサラ玉は全国へ。

豊作だった今シーズンの利益は…
「目録をお渡しします 金 28万3000円なり」

講師を招いたり通販サイトを立ち上げたりした経費を除いた利益『28万3000円』。
その使い道は、子どもたちと共に今後検討するということです。