東京電力福島第一原発で計画されている処理水の海への放出を巡り、韓国の視察団が、23日に現地を視察し「見たい設備はすべて見た」と話しました。

韓国視察団の団長 劉国煕韓国原子力安全委員会委員長「私たちが当初計画していた、見たい設備はすべて見ました」

専門家21人で構成される韓国の視察団は、23日、福島第一原発で放射性物質を取り除く設備「ALPS」の状況を確認し、その後、放出前の処理水が基準を満たしているか測定するためのタンク群などの状況を調べたということです。

視察は、およそ9時間にわたって行われ、視察団の団長は日本側に追加資料の提出を求めることもあったと説明しました。

視察団は24日も第一原発を訪れ、処理水の保管状況などを確認することにしています。