中国が台湾に対する圧力を強める中、台湾ではあの人を意識したグッズが人気を集めています。そこに込められた願いとは?

G7広島サミットでも焦点の1つとなった台湾問題。しかし、西側諸国の懸念をよそに、中国は台湾周辺での軍事活動を活発化させています。

圧力は強まる一方ですが、その台湾では、今ある商品が人気を集めています。

ワッペンをデザイン 徐福佑さん
「これは軍を応援するために特別に作ったのです。台湾を代表するツキノワグマが中国に反撃して自由を守っています」

軍の迷彩服などにつけるワッペンです。

ワッペンをデザイン 徐福佑さん
「(Q.この黄色い熊は?)このキャラクターは、中国共産党のリーダー習近平国家主席を表しています」

デザインした徐福佑さん(47)。すでに5000個以上売れたほか、軍からも購入の打診があり、パイロットの間でも人気になっているといいます。

買いに来た客
「このデザインすごく気に入ってます。とても象徴的ですよね」
「中国の台湾に対する嫌がらせにうんざりしているので、我々の空軍を応援したいのです」

徐さんは、今の中台関係をどう見ているのでしょうか?

ワッペンをデザイン 徐福佑さん
「中国が軍事的、政治的な圧力をかけなくても、台湾と中国は平和的に共存できると思います。軍事演習や武力の威嚇を通じての関係は、受け入れることはできません。台湾の人たちは、そういうやり方は嫌なのです。民主主義と自由を通じて、我々のあるべき自由を引き続き守りたいだけなのです」

いつまでも台湾の自由を守りたい。ワッペンに込められた願いです。