高知市の幼稚園で毎年恒例の田植え体験が行われました。子どもたちは全身泥だらけになりながら元気いっぱいに苗を植えていました。

田植え体験を行ったのは高知市大津乙の芸術学園幼稚園です。こちらでは子どもたちに自分たちの食べているご飯がどうやってできているかを知ってもらおうと、毎年田植え体験を行っています。

23日は芸術学園幼稚園と姉妹園である桜井幼稚園の年長組園児、およそ90人が参加。園が借りている田んぼに入った子どもたちは、上半身まで泥に浸かりながら、用意されたヒノヒカリの苗を元気いっぱいに植えていきました。

(園児)
「田んぼに植えるのが楽しかった」
「なんかドロドロして嫌やった」
「お米植えるのが楽しかった」
「楽しかった、植えるところ」

(Q.泥はどうだった?)
「ザラザラ」
「私はベタベタや!」
「気持ち悪い!」

一方で、田植えとは違うものに夢中になった子どもたちも…

(Q.どんなところが楽しかった?)
「アメンボ」
「アメンボ」
「アメンボ捕まえようとした。捕まえれんかった」

この田んぼは芸術学園幼稚園と隣接しているため、子どもたちは毎日苗の成長の様子を見ることができます。

(芸術学園幼稚園 美崎有紀 園長)
「この時期にしかできないというか貴重な経験じゃないか、普段できない事なので、普段買っているお米とはまた違うこんなにたくさんの人の手が携わって食卓に来ていることを伝えていきたい」

稲は9月に子どもたちが収獲し、その後、給食で提供される予定です。