原発事故による避難指示が一部で解除された、福島県飯舘村の長泥地区で、23日、試験的な田植えが行われました。
田植えが行われたのは、5月1日に避難指示が解除された飯舘村の長泥地区です。環境省の職員や地元の住民らが集まり、およそ2800平方メートルの水田に苗を植えました。
長泥地区では、除染で出た土を再利用する国の実証事業の一環で、おととしから試験的に稲を作付けしています。試験では、除染土を使っても田んぼに水がたまるかや、水の中の放射性物質などを確かめます。
地元の住民・庄司正彦さん(66)「覆土が50センチくらいあるから、十文字の方でも実証事業やっているが、全然セシウムは出なかったので大丈夫かなと思う」
試験は水田としての機能を検証するためのもので、コメは収穫された後、すべて処分されます。














