地震や火事の際、どうやって身を守るのか。コロナ禍で受け入れを中止していた福島県の郡山地方広域消防本部の体験会が再開されました。

関根佑記者「阪神淡路大震災の揺れを再現しています。物につかまっていないと立っていられないような状況です。」

激しく揺れる室内。これは郡山消防本部に常設されている地震の体験ブースです。震度1から7までの揺れを実際に体験することができます。消防では、地震の際、まず身の回りの安全を確保してから、避難してほしいとしています。

コロナ禍前には、年間5000人が訪れていたという郡山消防本部の体験会。新型コロナが5類に移行したことを受け、およそ3年ぶりに、体験会の受け入れを再開しました。

消防ということで、火事を再現したブースも…。煙が充満した室内では、口を押えて姿勢を低くして、壁に手を当てながら、避難します。

郡山消防ではこのほか、VR=仮想現実を使った消火体験もあり、災害をよりリアルに体験することができます。

郡山地方広域消防本部総務課・吉田武司さん「実際に地震が発生したときにどういった行動ができるのか、煙からどうやって身を守ればいいか、実体験として体験いただいて学んでいただければ」

見学は、電話で受け付けていて、6月からはインターネットでも申し込みができます。