人口減少の解決に向けて始まった「保育園留学」
北海道・厚沢部町には、増加した移住に伴い、生活費や飲食費などで約3000万円の消費が生まれるということです。一方、子育て世代の移住者を呼び込むうえでの課題も。
2022年だけで150組 “保育園留学”で地域活性化

ホラン千秋キャスター:
「保育園留学」は教育のプログラムとしても大変魅力的なものです。
まず保育園留学は、どういうものなのか。
1週間から3週間選べるのですが、大体1家族の滞在は平均2週間ほどということです。
保育園留学に来た家族は、2022年だけで150組。厚沢部町としては、6家族分の住宅を用意しているので、ホテルなどではなく住宅を使って、リモートで仕事をする人もいるということです。
この保育園留学に来る6家族が、入れ替わり立ち替わり滞在していくことで、移住と同じ効果をもたらすということです。

保育園留学は約20万円からと紹介しましたが、それとは別に生活費や飲食費などで、約3000万円の消費が厚沢部町に生まれるということです。
地元の美味しいものを味わってほしいということで、農家の方々が「農家カフェ」をオープンして、厚沢部町の郷土料理を味わうことができる。
さらに道の駅などもありますので買い物をすることも可能です。

他にも、子供たちが収穫体験をすると「厚沢部の食べ物美味しかったな」、「お取り寄せして、また食べたいな」とか、「ふるさと納税で応援したいな」ということで、都市に戻ってからも、こういった交流、それから経済的な循環が生まれるということです。