防衛の重心は「南西へ」シフト
やはり中国の存在です。
いまやGDPが世界第2位となった中国。リーマンショックの影響から早期に抜け出した約10年前から、中国の船による領海侵入が頻繁に確認されるようになりました。

中国が独自に設定した軍事的防衛ラインである第1列島線には、奄美大島も含まれていてまさに防衛の最前線となっています。

--国は南西諸島の防衛を重視しているんですね。
記者「陸上自衛隊に限っても奄美大島だけではなく宮古島、石垣島、与那国島に駐屯地が開設されるなど『南西シフト』の動きがみてとれます」

「離島ということもあり、有事の際に島民をどのように避難させるのか。その具体的な計画が奄美大島についてはいまのところ示されておらず、国や自治体には早急に計画を策定することが求められます」
