熊本市に拠点を構える陸上自衛隊の西部方面隊。九州・沖縄における防衛や災害派遣などを担い遠く離れた奄美大島にも駐屯地があります。

南方諸島防衛の最前線といわれるその駐屯地を取材しました。

カヤックやダイビングなどを目当てに多くの観光客が集まる鹿児島県の奄美大島。

その奄美大島に2019年開設されたのが陸上自衛隊・奄美駐屯地です。

東京ドーム11個分の広さの土地に約420人の隊員が常駐しています。開設されてまだ4年ということもあり駐屯地には、新しい設備も。

その一つが室内射撃訓練場です。射手の近くにはモニターが設置され、射撃の結果がすぐに確認できるほか、夜間を想定した射撃訓練も可能な施設となっています。

そんな奄美駐屯地に配備されているのが、中距離の地対空誘導ミサイル。有事の際には航空機やミサイルの迎撃を担います。

さらに島の南東部に位置する瀬戸内分屯地には地対艦ミサイルが。島全体で空と海、両方からの攻撃に備えています。

ここまでの備えが必要な理由…それは。