G7首脳は経済安全保障に関する首脳声明を発表し、中国やロシアを念頭に「経済的威圧」に対応するため新たな枠組を創設し、抑止していくことで合意しました。
G7首脳はサミットの議題として初めて取り上げられる「経済安全保障」の分野について、およそ80分間議論を行いました。
中国やロシアを念頭に、経済的依存関係を武器化する「経済的威圧」について深刻な懸念を表明し、すべての国に対して自制を求めていくことを確認しました。さらに、各国間で早期警戒や迅速な情報共有を行う「経済的威圧に対する調整プラットフォーム」を新たに創設し、協力して状況を評価し抑止していくとしています。
また、▼半導体、蓄電池などの重要物資について、G7以外のメンバーとのサプライチェーンを強化していくことや、▼最先端技術が軍事力の増強に利用されないために連携することも確認しました。
会合では「クリーンエネルギー経済行動計画」も発表され、クリーンエネルギー移行に必要不可欠なサプライチェーンを強靱化し、世界全体のクリーンエネルギー経済への移行を加速することでも一致しました。
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