事務機器大手の「リコー」と東芝子会社の「東芝テック」は、オフィス向けのコピー機などの生産部門を統合すると発表しました。新会社は出荷ベースで世界最大手になる見通しです。

リコーと東芝テックの発表によりますと、オフィス向けのコピー機や複合機など事務機の開発や生産などを統合し、共同の出資会社を来年4月から6月までの間に立ち上げるということです。

▼リコーが85%、▼東芝テックが15%を出資する新会社では、両社の製品の軸となる共通エンジンを開発し、それぞれに製品を供給。今後、数年かけて新たなエンジンを開発するとしています。

一方、現時点では生産部門のみの統合とし、販売体制は変更しないということです。

会見に出席したリコーの大山社長は、「開発設計で非常に強いモノづくり企業になる。強いエンジンを開発することが主眼です」と述べました。

新会社は出荷ベースで世界最大手になる見通しです。