新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に引き下げられてからまもなく2週間です。一部の医療機関では発熱外来の患者が減るなど様々な変化がでてきています。その現場を取材しました。

※南内科循環器科医院 南 収 院長
「平日の1日換算は2類の時で1日10人ぐらい5類になってからは3人ぐらい。(かぜ症状がある)発熱患者の数は5月8日をはさんで減りました」

青森市の南内科循環器科医院では、発熱外来の患者は新型コロナが2類相当だった4月は1日10人前後いましたが、5類となってからは1日3人程度になりました。なぜ患者は減っているのか。いま青森県内で新型コロナに対応する医療機関は340か所で5類に移行する前から74か所増えて患者の選択肢は広がっています。ただ、南院長がそれ以上に大きな要因にあげているのが…

※南内科循環器科医院 南 収 院長
「5類になって自己負担が増えて受診抑制が可能性としてあるかもしれない」

南医院の場合、新型コロナの軽症患者は2類相当だったときは国が検査費や治療費を負担していたため初診料などだけです。約2000円でしたが5類に移行したあとは高額な治療薬などを除いて原則、患者の自己負担のため約4000円になっています。こうしたことも1つの要因となっているのか需要が増えているのが自宅での検査です。

青森市のドラッグストアではいま、抗原検査キットの販売個数が新型コロナが5類に引き下げられる直前と比べて約2倍になりました。キットは5種類ありましたが一部商品は完売になっているといいます。

※ハッピードラッグ青森観光通店 井上 美月さん
「家族が熱出たりとか具合が悪くなったりとか、コロナやインフルエンザに罹っているかもしれないというお客さんが買いに来たり、予備で備えておくために購入する方もいる」

新型コロナへの対応を模索する人が増えるなか、南院長はあらためて患者の重症化を防ぐために状況に応じて適切な治療を受けることの重要性を訴えています。

※南内科循環器科医院 南 収 院長
「万が一コロナに罹っても今は治療する体制がありますので、高齢者の方やがんをはじめ基礎疾患を持つ人が、かかりつけ医など医療機関を早めに受診して早めに治していただければありがたい」

新型コロナが5類に引き下げられたいま、その特性や対応方法を改めて知ることが大切なことになりそうです。