19日開幕したG7広島サミット。
ウクライナのゼレンスキー大統領が来日する予定も分かり、広島市内を中心に厳戒態勢となっています。
高速道路などでの大規模な交通規制が行われ、山陰地方にもその影響が広がっています。


19日、広島市の平和公園を訪れたアメリカのバイデン大統領ら各国首脳は、原爆資料館を視察し、原爆慰霊碑に献花しました。

さらに、ウクライナ・ゼレンスキー大統領の来日予定も分かり、広島市を中心とした厳戒態勢はさらに緊張の度合いを増しそうです。

その影響は山陰地方にも広がっています。

記者 木谷茂樹
「JR松江駅前の高速バス乗り場です。G7広島サミットの開催によってバスの運行にも影響が出ています。」

サミット開催に伴い、広島市中心部や高速道路の一部で大規模な交通規制が行われていて、広島と松江、出雲を結ぶ高速バスを運行する一畑バスは18日から22日までの5日間、全便の運行を取りやめています。

一畑バス 南場晃 乗合課長
「(G7開催で)広島市内が大幅な交通規制が予定されている。それに伴い大幅な遅延が予想されていますので運行計画が立てがたい観点から全便運休の決定をさせていただいた。」

5日間で運休する広島行きのバスは松江・出雲発合わせて160便。およそ2000人に影響が出る見込みとなっています。

一畑バス 南場晃 乗合課長
「各主要のバス停に(運休)告知の掲示板を設けている。客の問い合わせに対してはJRの列車、新幹線の振り替えのお願いをしている。」

益田・浜田・大田と広島を結ぶ高速バスを運行する石見交通でも22日まで全便運休となるなど、広島サミットの影響は週明けまで続きます。