G7広島サミットで各国メディアの情報発信の拠点となっているのが市内に設置された国際メディアセンターです。日本を知ってもらうための取り組みも目立っています。

きょうから始まったG7広島サミット。主要7か国の首脳らが一堂に会し、安全保障やウクライナ問題などについて討議が行われています。

こうした情報をいち早く発信するため、世界中から集まった報道関係者の拠点となっているのが、IMC=国際メディアセンターです。

海外メディアはどのような点に注目しているのでしょうか。

カナダメディア関係者
「ウクライナの安全保障や、広島の象徴でもある核の不拡散について議論が進むことを期待しています」

アイルランドメディア関係者
「今年のテーマのひとつは安全保障で、特に経済的な安全保障や回復力が議題になると思います」

また、IMCは日本の技術や文化・歴史を世界に発信する場所としても活用されています。

バーチャルリアリティを用い、原爆投下後の状況を視覚的に再現したり、プロジェクションマッピングで日本的な映像を屏風に投影したりしていました。

記者
「こちらメディアセンターの中には、日本酒をPRするコーナーがあります」

特に賑わいを見せていたのが日本各地のお酒を試飲できるコーナーです。

スイスメディア関係者
「心地の良い味でありながら、フルーティーでとてもおいしいです。もちろん仕事中なので、そんなに飲んでいませんけどね」

さらに精進料理を報道関係者に提供する住職の姿も。

G7の開催期間中、日本の魅力を世界に発信する役割も期待されています。