G7広島サミットに出席するため来日したイギリスのスナク首相は、岸田総理大臣と会談。両国が防衛や貿易分野などでの協力を強化することを目指す「広島アコード」に合意しました。

イギリスのスナク首相はきのう、G7広島サミットが開催される広島市内で岸田総理と会談しました。

両国は、防衛や貿易分野などでの協力を強化することを目指す「広島アコード」に合意。イギリス政府は2025年に空母や護衛艦、航空機などから構成される空母打撃群をインド太平洋地域に派遣する方針を明らかにしました。2021年に続き、2度目となります。

また、今年後半に行う予定の日英の共同演習には、過去最大規模となるおよそ170人のイギリス軍兵士が参加するということです。

スナク氏は声明で、「広島アコード」について「日英の防衛分野での協力を強化し、経済をともに成長させ世界をリードする科学技術を育てるものだ」と強調しました。

スナク氏はこれに先立ち、都内で経済関係者を招いたレセプションを開催し、大手商社などの日本企業がイギリスで洋上風力発電などに日本円でおよそ3兆円を投資する計画があることを明らかにしています。