高知県香南市夜須町で、「日本一早い秋の味覚」といわれるサツマイモ=土佐紅の収穫が始まっています。

鮮やかな紅色が目を引くサツマイモ=「土佐紅」。

土佐紅

香南市夜須町の井上和俊さんのビニールハウスでは、17日から収穫が始まっています。

土佐紅は12月に苗を植え、5月に収穫を行う「日本一早い秋の味覚」と言われていて、県内では香南市を中心に室戸市などでも生産されています。

収穫したイモは作業場に運ばれます。皮が薄いため、一つ一つ手洗いで丁寧に土を落としたあと、大きさごとに25種類に分けて出荷されます。

皮が薄いため一つ一つ手洗いで丁寧に土を落としている

JA高知県によりますと、今年は夜須地区でおよそ170トンの出荷を見込んでいます。

ホクホクとした食感の土佐紅は、甘すぎないのが特徴。塩昆布を加えた炊き込みご飯など、料理に使うのに向いているといいます。

塩昆布を加えた炊き込みご飯など、料理に使うのに向いている

(清谷麻夕奈記者)
「土佐紅のおいもごはんいただきます。土佐紅のさっぱりした甘さと塩昆布の塩気がベストマッチしています」

(JA高知県香美地区早掘甘藷部会 夜須支部 井上和俊 部会長)
「ほくほく感、皮ごと食べられるこれがぼくらの土佐紅の特徴やね。いも天、バター焼き、女房はケーキを作るね。そのケーキがまたおいしいんですよ。やっぱりお芋やきほくほくした顔で食べてもらいたいね」

ほくほくした顔で食べてもらいたいね

ハウスでの収穫は5月21日まで行われ、関東などに出荷されます。